Q.今月のご相談
 私(=A)の父が亡くなり、生命保険の死亡保険金1,000万円を受け取りました。
その生命保険契約は、父と母が保険料を負担しています。税金の種類はどうなるのでしょうか?

<契約内容>
◆保険種類:終身
◆保険金額:1,000万円
◆保険料総額:500万円(支払い済み)
◆契約者:父(被相続人)
◆死亡保険金受取人:A(相続人)
◆父が負担した保険料:300万円 母が負担した保険料:200万円

A-1.ワンポイントアドバイス
 保険料の負担者が被相続人(今回のケースでは、父)である場合には、相続または遺贈による取得とみなされます。一方で、保険料の負担者が被相続人でも保険金受取人でもない者の場合(今回のケースでは、母)には、保険料負担者(母)から保険金受取人(今回のケースでは、A)への贈与となります。

A-2.詳細解説
 生命保険契約の保険事故(被保険者の死亡)が発生した場合には、保険金の取得原因によって、課税される税目が変わります。
 また保険料負担者が複数いる場合には、次の計算方法により、課税対象額を計算することになります。

○課税対象額の計算方法


 今回の場合には、被相続人である父が負担した保険料に対応する金額に対しては、相続税が課税されます。
 他方、母が負担した保険料に対応する金額に対しては、贈与税が課税されます。
 今回のケースにおける課税対象額は、次のとおりです。

○今回のケースにおける課税対象額


 なお、今回の場合で相続税が課税される600万円については、別途非課税規定があります。ご留意ください。

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